初めての採卵直前、不妊治療クリニックの個室ベッドで、
また、採卵後に待合へ戻ってからもノートに手書きで書き続けました。
ほとんど原文のまま公開しています。小見出しは記事にする際につけました。
3回に分けて掲載し、これが最終回です。
必要な方にお届けしたいと思っています。
採卵後のできごとと感情
採卵終了後、10分ほどするとナースから声がかかった。トイレでガーゼを取り出すようにと。2日間飲む抗生物質と鎮痛剤をもらった。(AM9:45)
「ガーゼを外してもポタポタと出血しなければ、着替えてロビーで待ってね」とナース。早い。お腹少し痛いけど、ここを出ます。(AM9:50)
ロビーはいつもの待合。ナースセンターを出る時、処置した部屋の前を通る。部屋名は「手術室 -Operating room-」。そうか、やっぱりあれは手術室で、手術台だったんだ。これまで手術なんてしたことなかったけど。普段の診察は「内診室」。
今思い返しても、院長先生の冷静な表情。冷静すぎる対応。
それがプロなんだなと。
腕で証明する。言葉とか表情でのごまかしなんて効かない。必要ない。
先生を心から尊敬する。
多くの女性、夫婦、カップルの悩みを救ってこられている。すごい。そこまで仕事にかけられるなんて。すごい。プロとはこういう方のことなんだ。
妊娠はゴールじゃない。生産率が大事。
でも、そのスタートを切るにあたり、その入り口をつくってくれるとき、このようにサポートしてくれるのは本当にありがたいことだ。じゃないと始まらないのだから。(AM10:05)
このあとは内診だ。
昼から薬を飲む。炎症予防と解熱・鎮痛剤。こうして薬を伴うことが気がかりだったけど、鍼灸院の先生のお言葉もある。薬に少し、助けてもらうだけ。大丈夫だ。これから一生懸命、食べ物で解毒して、健康になれば。
診察終了。内診してもらい、大丈夫とのこと。(AM10:40)
廊下に出て持参したお湯を飲む。AM6:30前に水を飲んで以来、飲食できなかった。(AM10:50)
培養士とナースによる説明終了。(AM10:55)
わたしは1つ、成熟卵が採れたとのこと。夫は今回コンディションが良くなかったと。安全策を取るという院長の判断で、受精の方法は顕微受精と決定した。培養室長が直々に、電卓も使いながら受精卵になるまでの確率がどうやって算出できるかなどを説明してくれた。
会計終了。 (AM11:05)
次回は2日後予定の移植。何時から移植するか、詳細は明日の指定時間中に培養室へ電話をして確認する。状況によるらしい。
「移植の痛みはどのくらいですか?」とナースに聞くと、「卵管にカテーテルのような管を通すので違和感があるかも。水を通すわけではないので卵管検査の痛みほどではないはず。」とのこと。まずは、培養の結果次第。がんばってもらおう。受精がうまく行けば、明日には核が2つできるそう。父と母の。
ここまでメモして、ゆっくり自宅に帰ることにする。(AM11:11)
午後は仕事へ
採卵と移植は時間指定での通院だから、仕事を休まないといけなかった。帰りがけに、シフトを代わってもらった同僚にお礼のお菓子を買った。6人分。夫には小さなケーキを買った。
正午頃、最寄り駅に帰ってきた。送迎をお願いできる人がいないので駅から自宅まではバス。途中で買ったお弁当を食べて、洗濯物を取り込んで、台所を片付け出勤した。20:30まで残業。
変わらぬ日常を送る自分。
朝の自分はどこへ行ったのか、全く不思議な気持ちだった。
初めての採卵シリーズを掲載して
3月に行った初めての採卵について、手書きノートをもとに3回に分けてお伝えしました。
一番の理由は、これから似たような経験をする方のお役に立ちたいと思ったからです。
また、不妊治療と縁のない方にも、わたしが経験したことこれらのことも不妊治療の一つの情報だと捉えていただければ幸いです。
※ここで記述する内容は、見聞きしたことを含めわたしが経験したことを基に書いています。医療や治療の専門的なことはご自身でお調べいただくようお願いします。
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