ボールペンや鉛筆、万年筆などの【硬筆】で
【楷書】の文字を手書きするとき、
いつも気をつけたいことの一つは「姿勢」です。
お世話になっている人への贈り物に一言メッセージを添えるとき、
たとえ短くても、せっかくだから綺麗に書きたいと思うと
自然と自分の体や視界に入る紙、ペンに意識が集中します。
そんなときはぜひ「姿勢」を意識してみましょう。
字を書く姿勢を整えるだけでペンを動かしやすく、
紙にかかる力が程よくなったり
全体を見てバランスを取りやすくなったりするほか、
疲れにくく、気持ちも前向きに、そして集中力も高まります。
ここでは机とイスを使って行う【手書き】を
想定してポイントをまとめます。
肩や腕の力を抜くところからスタートです。
- 骨盤をまっすぐに立てるイメージでイスに腰掛ける
- 尾骨がイスに接し、背骨はまっすぐ。
下腹に少し力を入れるとうまくいきます。
背筋も使って背すじが自然と伸びるように。
頭のてっぺんは天井から引っ張られる感じ。 - 顎を少し引いて、目線は自然と手元に落とす。
紙全体を見渡すことを意識に加えられると良い。 - 両足はしっかりと床につけて体勢を安定させる。
- ペンを持つ手の位置は、左右の胸の真ん中より
少し右側。右肘は机から少しはみ出る位置に。
左手も脱力し、紙の左下に軽く添える。
左右両方の脇を軽く開いてハの字のような構え。 - 前提として、紙は自分の体に対して垂直に、そして
自分の体からの距離も適切なところを見つける。※よく言われる表現としては・・・
「自分のお腹と机の間は、握りこぶし1つ分くらいあける」
これらのポイントをおさえてイスに座り机に向かってみると
「字を書きやすい姿勢」がとれると思います。
やってしまいがちなこととしては、
❌ 猫背で顔を紙に近づけすぎる
❌ 紙を斜めに置きその紙に向かって体も斜めになってしまう
❌ 全身、特に肩まわりに力を込めてしまう etc......
だと思います。
このようなクセがつくと肘を使ってまっすぐな線を引くのは
難しくなります。
手書きするということは、必ずセットになるのは
書くときの姿勢です。
誰も見てくれていない場面での少しの心掛けは
読んでもらう人へ必ず伝わるとわたしは信じています。
しかも、手書きのときの良い姿勢は他の日常生活での
良い姿勢にも繋がると思います。
PC作業や料理でキッチンに立つときも
背すじが伸びればリラックスできてかつ
前向きな気持ちになれそうです。
気をつけることばかりで慣れるまでは大変かもしれませんが、
毎回少しずつ、1つずつでもポイントをクリアする、くらいな
気持ちで身につけていきましょう。