治療と研究をひたむきに続ける院長先生からのメッセージ
今回はわたしが通っている不妊治療専門クリニックの院長先生のお話です。
わたしは、高度生殖医療という難しい分野で最先端の治療・研究を行うクリニックに通っています。
自分が住む街ではピンと来るクリニックを見つけることができず、
信頼する鍼灸院の先生に教えてもらったことがご縁でした。
通院を決める前、クリニックのウェブサイトを見ているだけでは
その素晴らしさを理解することができず、特に良い印象も受けなかったので
通院するのはやっぱりやめようと思ったこともありました。
ですが、鍼灸院の先生に再三後押ししてもらい、このクリニックで治療を受けることにして
本当に良かったと思っています。
いざ本格的に治療を始めるまでには行ったり来たり、迷ってばかりでした。
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今では院長先生のことを心から尊敬しています。
わたしが知る中での院長先生は物静かで笑顔は少なめの方、
お話される声も小さめで控えめな印象が強いですが
何より、揺るがぬ信念をお持ちなのだと思います。
いつでも患者の妊娠のために最善の道を進むべく治療をしてくださいます。
自然妊娠を望んできたのにそれが叶わなかったわたしにとって、
ありがたい以外に何物でもありません。
最先端で最高水準の治療を提供し続ける院長先生。
これまでたびたび各雑誌でも取り上げられていて、
掲載されている雑誌をクリニックの待ち時間に読み漁りました。
その中で、日頃の診察では伺うことのない先生の経歴やお考えを知ることができました。
紛争直後のカンボジアで出産サポートに従事したときには
明かりもない、十分な医療器具もない中で「どうしたら良いのか?」を常に考え、
出血する女性の血液をバケツに溜めたこともあったそうです。
そもそも医師になろうと思ったのは「人を感動させられるようになりたい」と思ったから。
音楽家になることを思い描いたこともあったそうですが、
医師という職業もまた「人を感動させられる」仕事だと考えられたとか。
そのほか、不妊治療を考える夫婦やカップルに対するメッセージがありました。
要約すると
- 「誰も教えてくれないから知らなかった」というのではなく、
今、何をすべきかを自分自身でしっかり考えること- 溢れる情報の正否を吟味する知恵を持つこと
- 患者自身が自分で判断して行動に移すこと
現在はコロナ対策のためオンラインで開催されている説明会でも院長先生が直々に説明されます。
わたしはこれまでに2回参加して、妊娠成立の仕組みという基礎の部分から学びました。
そこでも印象に残ったお話がありました。
不妊の原因を説明する教科書は昭和の時代から今も変わっていない。
女性の社会進出が進み、教科書が作られた当時と比べて結婚・出産の年齢に約10年のギャップがある。
(かつて:20代前半で結婚 現代:30歳を過ぎてから結婚を考え始める)
こうした社会的因子が大きく変化している中、教科書の説明が変わらないのは大きな疑問である。
教科書に書いていないならば、自分で考えなくてはいけない。
それ故、院長先生は今でも自ら治療にあたるほか、先進的な研究を次々と進めているのです。
第一線で活躍する医師としてのご自身に対しての言葉でもあり、
またわたし達患者に対してのメッセージだとも感じました。
自然妊娠した友達に不妊治療のことは相談したくないし
実際に経験した人の話を聴いたこともない。
だからと言って、自分で考えて行動しなければ「知らなかった」で終わってしまう。
院長先生は不妊治療を通じて「自分で考える」「行動する」ことの重要性を教えてくださいました。
とてもありがたいメッセージでした。