カコの恥さらし日記

アジア圏で数名しかいない職人さんと出逢った翌日

感謝される仕事ではないからか?

 

先日、ある職人さんのもとを訪れました。

その方にはわたしの日常生活に大きく関わるものを作ってもらいました。

ヨーロッパに渡り、難関で厳しい試験と修行を経たのちに開業されて

「この知識や技術を日本で還元することが自分の使命だと思っている」という話を聞きました。

 

現在経営されている会社は、家業で言うと3代目。

2代目にあたるお父様からこのように言われたそうです。

「本当に良いものが作れないならば家業を廃業しろ。

顧客に嘘をつくような、本物ではないモノしか作れないならば継ぐな。」と。

本物を作るということは、この業界では海外に出て修行を積むしか道はない

という大変厳しい水準の話です。

 

鍛錬を重ねてこられたプロフェッショナルの方も、時には緊張して眠れない夜もあるそうです。

色々とお話を伺いながらそのお人柄、確かな技術、並々ならぬ努力、情熱など

お仕事ぶりに深く感動し、わたしは心の底から敬意を抱くようになりました。

実際に、わたしの生活の質だけでなくそれによって健康面まで

格段にアップしてもらうことができました。

ここ数年間悩んでいた問題を解決してもらいました。

 

 

その次の日のこと。わたしの職場にて。

8時半の始業直後からお客様の対応をしていました。

表情や喋り方など、いかにも不機嫌そうなお客様。

わたしとやり取りする会話の調子に温かみは少しもありません。

 

わたしはその瞬間に、前日の職人さんを思い出しました。

比べるのは甚だ筋違いかもしれませんが、自分が今やっているこの仕事は…

 

”感謝されなくたって当然だよな。職人さんのように厳しい勉強をしたわけでもない。

マニュアル通りの対応を覚えれば誰にだってできる内容で、

お客様から敬意を持たれるようなことと言えるものではないんだから。”

 

そう思うと、今の仕事に従事すること自体がわたしにとっては

恥だなと思えてきました。

 

自分にしかできない仕事を。

本当に良いものをお客様へ。

 

そうした”本当の仕事”を見つけなくては、と思った瞬間でした。

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手書きライフ研究家・華子(カコ)

事務職フルタイム勤務の傍ら、【硬筆】【楷書】のキレイな字と【手書き】を生活に取り入れることによってどんなライフスタイルを送れるのか?自分の好きや得意を活かした人生を送れるのか?を探ろうとしています。

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